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心不全 (しんふぜん)

心不全とは病名ではなく「心臓の働きが不十分な結果、起きた体の状態」をさします。つまり心臓が血液を体内に送り込む本来の働きが果たせなくなっているということです。現在、わが国の心不全患者数は、推定約160万人とも言われています。

●心不全の症状

安定した状態から急激に悪化する場合を「急性心不全」、それなりに体全体のバランスがとれ、状態が安定している場合を「慢性心不全」といいます。
心臓が全身に十分な血液を送り込めなくなっているため動悸や息切れ、疲れやすいなどの症状がでます。また横になると呼吸が苦しかったり、足がむくむのも症状としてあげられます。

●心不全の原因

心不全は心筋梗塞弁膜症や狭心症などで起こることもあれば、高血圧や動脈硬化、不整脈なども心不全の原因です。

●心不全の治療

日常生活に支障をきたす急性心不全が起こった場合は入院管理とし、原疾患の治療と症状を改善させる治療を行います。
症状が安定している場合(慢性心不全)は、心臓の働きを低下させたもともとの原因(心筋梗塞弁膜症や狭心症、高血圧、動脈硬化など)の定期的な評価を行い、生活習慣の改善はもちろん、状態にによって体内の余分な水分を取り除く薬、心臓の働きを手助けす薬、心臓にかかる負担を軽くする薬などの投薬療法も行います。
内科・循環器内科・心臓リハビリテーション 村上きんしろう循環器内科
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